【規制改革】規制改革の岡議長、“混合診療”の拡大を/自民・経済再生本部
政府の規制改革会議の岡素之議長(住友商事相談役)は2月28日、自民党の日本経済再生本部に出席し「国民が早く最先端の医療が活用できる状態にするには混合診療の範囲を拡大していくことが必要だ」と述べ、保険外併用療養のさらなる範囲拡大に取り組むべきだとの同会議の主張を説明した。
●塩崎氏「医療は最後の社会主義経済」
再生本部では岡議長が規制改革会議の開催状況を説明。質疑応答で塩崎恭久本部長代行が「医療は最後に残った社会主義経済といわれる。保険外併用療養のさらなる範囲拡大。新聞の見出しでは混合診療拡大と書いてあるがどう考えるか」と述べ、岡議長の見解を求めた。
岡議長は「混合診療はわれわれの取り上げるテーマになっている。先端医療の医療機器、薬をより早く開発し実用化していくためには審査の期間を短縮するテーマと実用化されたときに最先端医療を多くの人が活用する両方が必要。そうすることで最先端医療の開発が促進される」と述べた。(3/1MEDIFAXより)