【規制改革】規制制度改革案に医療機器・ワクチン/岡田副総理
岡田克也副総理(一体改革担当相)は7月3日の定例会見で、行政刷新会議が取りまとめた規制・制度改革案の内容に医療分野が盛り込まれていることを明らかにした。▽航空▽医療機器▽ワクチン―などの分野が盛り込まれているという。岡田副総理は「来週にも閣議決定したい」との見通しを示した。
医療機器の規制改革では、薬事法の内容を改めて医療機器の章を新設し、医薬品とは別立てにする。現行の薬事法では、医療機器と医薬品を同じ規制で縛っている。岡田副総理は「薬と医療機器など、中身が違えば規制の対応も違ってくるべき」と指摘。また、日本は伝統的に医療機器分野に強みを持っているものの、現行の薬事法がイノベーション促進の妨げになっているとの認識も示し、規制改革によって日本の国際競争力を高めていきたい考えを示した。承認審査では、民間機関の活用拡大を検討しているという。また、ワクチンの規制改革では、定期接種の対象範囲拡大を盛り込む。岡田副総理は「欧米各国で一般的に入手可能なワクチンを、日本でも
迅速に低負担で使えるよう環境整備を進めたい」と述べた。(7/4MEDIFAXより)