【規制改革】検査薬スイッチ化で意見書取りまとめ/規制改革会議  PDF

【規制改革】検査薬スイッチ化で意見書取りまとめ/規制改革会議

 規制改革会議は3月17日、医療用検査薬を一般用検査薬へ転用(スイッチ化)するための仕組みづくりに向けて意見書を取りまとめた。個別製品ごとにスイッチ化を検討するのではなく、対象となる検査項目や判定方法をあらかじめ定めておき、業者が申請する仕組みを提案している。同会議の「健康・医療ワーキンググループ(WG)」が6日にまとめた論点を修正なしで盛り込んだ。

 検査薬のスイッチ化については、厚生労働省が2014年中に仕組みを構築する方針を示している。会議後に記者会見した同WGの翁百合座長(日本総合研究所理事)は「4月から検討が始まる。厚労省からは、公開の会議で検討すると説明を受けている」と述べた。

●社福とのイコールフッティング、引き続き議論
 会議では、補助金や税制優遇措置のある社会福祉法人と一般法人が競合する介護・保育事業について、社福法人の経営管理強化と競争条件均衡化(イコールフッティング)を引き続き議論した。会議後に記者会見した岡議長によると、イコールフッティングについては、社福法人しか特養を運営できない現状に問題意識を示す意見が上がったほか、社福法人の利益の一定割合は社会貢献への拠出金とする規定を検討すべきとの意見が出たという。経営管理の強化について厚労省は、社福法人の財務諸表を統一するために作成中の「標準様式」を説明。標準様式は、3月28日までパブリックコメントを募集する。(3/18MEDIFAXより)

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