【規制改革】在宅専門診療所、認める方向で検討を/規制改革健康・医療WG
規制改革会議の健康・医療ワーキンググループ(WG)は12月18日、「最適な地域医療の実現に向けた医療提供体制の構築」と「在宅医療・在宅介護の推進」の2項目を盛り込んだ医療提供体制に関する意見を取りまとめた。12月20日に開催予定の規制改革会議に報告する。
「最適な地域医療の実現に向けた医療提供体制の構築」では▽医療計画の在り方の見直し▽医療資源の適正配置▽二次医療圏の範囲の見直し▽病床規制えの見直し▽7対1看護基準の見直し▽地域医療支援センターの見直し▽プライマリケア体制の確立▽我が国の医療提供体制の目指すべき方向性の提示―について意見をまとめた。医療計画の見直しについては、地域の人口や年齢構成により必要医師数が決まるとし、実際の医師数や診療科数の需給を管理できる仕組みが必要とした。
「在宅医療・在宅介護の推進」では▽在宅医療専門の診療所▽特別養護老人ホームにおける医療環境の改善▽医薬品・衛生材料の提供―への意見を盛り込んだ。在宅医療専門の診療所については、保険医療機関に「外来応需の体制」が原則求められている点について、在宅医療ニーズに応えるためにも在宅専門の診療所を認める方向での検討が必要とする意見をまとめた。(12/19MEDIFAXより)