【規制改革】医療分野6項目のフォローアップ方針決定/規制改革会議  PDF

【規制改革】医療分野6項目のフォローアップ方針決定/規制改革会議

 政府の規制改革会議は9月19日、2013年6月の答申で示した規制改革の取り組みのうち、重点的フォローアップ事項に掲げる12項目について、今後どのように進捗を管理していくかの方針を決めた。このうち健康・医療関連分野は6項目。これまでに打ち出した改革メニューの進展を見守りつつ、必要に応じて所管省庁への要請などを行う。

 答申を踏まえて6月に閣議決定された規制改革実施計画では、全社会福祉法人の13年度分以降の財務諸表を14年度当初から公表し、より効果的に公表されるための具体策を13年中にまとめるとしている。これに対し規制改革会議は、具体策を議論している厚生労働省の検討会の状況を注視し、必要に応じて意見表明する方針。

 再生医療の推進をめぐっては、国会で継続審議となっている再生医療安全性確保法が成立した後、細胞培養・加工の品質管理基準や健康被害の補償方法に関する厚労省の検討状況を確認。特に品質管理基準について、再生医療に見合ったものになっているかどうか規制改革会議の事務方が確認する。

 また、国会で継続審議となっている改正薬事法が施行される際、再生医療製品の「条件・期限付き承認」が合理的で利用しやすい制度となるよう取り組む。申請時に過剰なデータ提出を求められないか、などに留意するという。

 このほか健康・医療分野では▽医療機器に関する規制改革の推進▽一般用医薬品のインターネット等販売規制の見直し▽認可保育所への株式会社・NPO法人の参入、保育士数の増加▽健康食品をはじめとする保健機能を有する成分を含む加工食品および農林水産物の機能性表示の容認―の4項目が、重点的フォローアップ事項に掲げられている。(9/20MEDIFAXより)

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