【規制改革】「保険外併用」は健康・医療WGで検討/規制改革会議
規制改革会議は2月25日、6月までに議論する項目や今後の議論の進め方などを決めた。「薬剤を用いない医療技術や再生医療などへの保険外併用療養のさらなる範囲拡大」は、新たに設置する4分野のワーキンググループ(WG)のうち「健康・医療WG」で議論する。「雇用WG」では、医師以外の医療関連業務に従事する労働者について都道府県の医療対策協議会を通じた派遣が可能かどうかも検討する。
健康・医療WGは座長を翁百合・日本総合研究所理事が務め、保険外併用療養のさらなる範囲拡大のほか▽遠隔診療の普及▽再生医療の推進▽医療機器の承認業務の民間開放の推進▽革新的医薬品・医療機器の薬価算定ルール等の見直し▽治験前臨床試験の有効活用▽処方箋等の電子化の推進▽介護事業の効率化─などから重要度の高い項目を絞り込む。
委員は翁座長のほか▽安念潤司(中央大法科大学院教授)▽金丸恭文(フューチャーアーキテクト会長兼社長)▽佐々木かをり(イー・ウーマン社長)▽林いづみ(永代総合法律事務所弁護士)▽森下竜一(大阪大大学院医学系研究科教授、アンジェスMG取締役)−の6人のほか、新たに任命する専門委員が2人程度加わる予定。
「一般用医薬品のインターネット等販売」はWGでの検討項目ではなく、同会議の委員全員で検討する「最優先案件」4項目の1つとなった。(2/26MEDIFAXより)