【総合医療】統合医療の捉え方「一定の線引きを」/厚労省検討会  PDF

【総合医療】統合医療の捉え方「一定の線引きを」/厚労省検討会

 厚生労働省の「『統合医療』のあり方に関する検討会」(座長=大島伸一・国立長寿医療研究センター総長)は8月6日、「統合医療」の捉え方について、西洋医学と組み合わせて実施する代替医療や相補医療など19項目を例示した。ホメオパシーや各種マッサージなど一部の療法に対し、構成員からは統合医療として捉えるべきではないとの意見が上がった。

 同検討会は「統合医療」の定義として共通認識が確立していないことを踏まえ、米国衛生研究所相補代替医療センターの「統合医療」やWHOの「伝統医学」の定義を参照しつつ、「統合医療」の▽概念▽現時点での科学的知見▽安全性・有効性の評価▽推進のための取り組み―について検討を進めている。

 厚労省は「統合医療」に関するこれまでの議論を整理し、「統合医療」について「近代西洋医学と他の療法を組み合わせたもので、医師主導で行う医療」との捉え方を提示した。「他の療法」として、相補・代替医療といわれている▽はり・きゅう▽各種マッサージ▽骨接ぎ・接骨▽整体▽カイロプラクティック▽ホメオパシー▽漢方・生薬―など19項目を例示した。(8/7MEDIFAXより)

ページの先頭へ