【競争力会議】日本の医療圏を広げるべき/競争力会議の民間議員  PDF

【競争力会議】日本の医療圏を広げるべき/競争力会議の民間議員

 産業競争力会議が重点的に取り上げる7項目の1つとして「健康長寿社会の実現」について議論しているテーマ別会合(主査=佐藤康博・みずほフィナンシャルグループ社長)は4月19日に会合を開き、引き続き議論した。会合後に会見した内閣官房の田中茂明内閣参事官によると、民間議員からは、日本の医療制度の国際展開について「ビジネスの観点だけでなく、国際医療協力という観点からも進めるべき」との意見や「日本の医療圏を拡大していくべき」との意見が上がったという。

 また、日本で治療や検査を受けたい人を支援する組織として経済産業省が支援し2011年に設立した「メディカルエクセレンスジャパン」の機能強化を求める意見があった。予防・健康サービスについて、民間が参入できる範囲の明確化や基準の策定が必要との意見も上がった。

 民間議員からは保険外併用療養の範囲拡大を求める意見が上がったが、政府側は「安全性と効果を検証して認められるものを入れていくことが必要であり、何でもよいということにはならない」と回答したという。(4/22MEDIFAXより)

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