【看護師】看護師日雇い派遣、１０月から原則禁止／政令を閣議決定

　１０月１日から介護事業所での看護師日雇い派遣（３０日以下の短期労働者派遣）が原則禁止になることが決まった。政府は８月７日、改正労働者派遣法の政令を閣議決定した。一部の介護団体からは看護師確保が困難になるとの反対意見が上がっていたが、厚生労働省は条件付きで看護師の日雇い派遣が認められることや、派遣会社を通さない日雇い雇用などで対応は可能とみている。

　医師や看護師など医療関連業務の派遣は現在も原則禁止だが、例外として看護師の派遣については▽紹介予定派遣▽病院・診療所以外の施設（介護事業所など）への派遣▽産前産後・育児・介護休業中の欠員補充―などが認められている。介護労働安定センターの介護労働実態調査結果などによると、介護老人福祉施設（特養）や通所介護（デイサービス）、有料老人ホームなどの特定施設が看護師の派遣を利用している。一部の介護団体は看護師の確保がより困難になるとして、看護師の日雇い派遣継続を求めていた。（８/８MEDIFAXより）