【生活保護】生活保護受給者の後発品使用へ指導員派遣/厚労省  PDF

【生活保護】生活保護受給者の後発品使用へ指導員派遣/厚労省

 厚生労働省は2012年度から、生活保護受給者の自宅やかかりつけの医療機関、薬局に「医療扶助相談・指導員(仮称)」を派遣し、後発医薬品の使用を促す取り組みを始める。電子レセプトを活用した医療費の点検も強化し、過度に医療機関を受診する「頻回受診」などを是正する。

 各指導員は生活保護受給者の自宅などを訪れ、先発品と後発品の違いなどを説明し後発品を使うよう勧める。また、医学的な相談も受け付け、頻回受診への助言指導なども行う。

 また、福祉事務所は電子レセプトを活用した頻回受診の是正にも取り組む。生活保護受給者が医療機関を受診した場合、医療費請求のレセプトは社会保険診療報酬支払基金を通じて各福祉事務所に提出される。電子レセプトが11年度から導入され福祉事務所は生活保護受給者の医療情報をパソコン上で把握しているが、頻回受診をしている生活保護受給者を抽出するためのソフトがなかった。(2/29MEDIFAXより)

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