【特定行為】203項目の特定行為、2年課程では困難/厚労省・看護業務WG  PDF

【特定行為】203項目の特定行為、2年課程では困難/厚労省・看護業務WG

 厚生労働省の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長=有賀徹・昭和大医学部教授)が6月27日、看護師特定能力認証制度案の議論を進める中で、看護師による特定行為の能力認証を受けるために必要な教育研修カリキュラムについて、2年課程のカリキュラムで203項目に及ぶ全ての特定行為をカバーすることは困難とする意見が複数の委員から上がった。また、OJTを通じて具体的な行為が実践できるかチェックすることが必要との指摘もあった。

 教育研修カリキュラムについては2年課程と8カ月課程の2種類が提案され、2年課程は「クリティカル領域」と「慢性期領域」、8カ月課程は「救急領域」「皮膚・排泄ケア領域」「感染管理領域」の領域ごとに構成することが想定されている。8カ月課程では共通して求められる基盤的な能力に加え、各領域独自の内容を盛り込む。一方、2年課程では2つの領域でカリキュラム修了者に求められる能力はおおむね共通であるとして、必要とされる知識や技術の枠組みと教育内容を共通にする案が厚労省から提示されている。(6/28MEDIFAXより)

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