【特定行為】看護師特定認証で議論継続/半年ぶりにチーム医療推進会議
厚生労働省の「チーム医療推進会議」(座長=永井良三・自治医科大学長)は6月13日、半年ぶりに会合を開き、看護師による特定行為とその能力を認証する仕組みの在り方について議論した。委員からは「看護師特定能力認証制度」を創設した場合の、看護師の責任の在り方について従来との整理が必要との指摘があった。議論を踏まえ、厚労省が論点を整理し、引き続き認証の在り方について検討を進めていく。
厚労省は、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(WG)が進めている特定行為の分類や教育研修カリキュラムの内容について検討状況を報告した。カリキュラム期間は、クリティカル領域と慢性期領域で「2年課程」、救急、皮膚・排泄ケア、感染管理の各領域で「8カ月課程」が想定されている。クリティカルと慢性期の各領域でカリキュラム修了者に求められる能力はおおむね共通だとして、厚労省は2年課程のカリキュラムに必要な知識や技術の枠組み、教育内容を同じにする案を提示しており、WGでも厚労省案を踏まえて議論を進めている。(6/14MEDIFAXより)