【消費税】消費税負担の解消「税制優遇と分けて議論を」/分科会で各側委員  PDF

【消費税】消費税負担の解消「税制優遇と分けて議論を」/分科会で各側委員

 8月30日の中医協「医療機関等における消費税負担に関する分科会」(分科会長=田中滋・慶応大大学院教授)では、医療機関の消費税負担を診療報酬で手当てする対応と、医療機関の税制上の優遇措置は分けて考えるべきとの意見が、診療側・支払い側の双方から上がった。

 診療側の鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)は、税制上、経費処理によって控除対象外消費税が損金算入できることと、診療報酬で補填する金額の議論は分けて考えるべきだと述べた。支払い側の白川修二委員(健保連専務理事)も、医療機関にさまざまな優遇税制があるのは周知の事実とし「消費税の診療報酬での取り扱いの議論に(税制の議論を)絡めるべきではない」と述べ、建設的な解決策を目指すべきとの考えを強調した。(8/31MEDIFAXより)

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