【機能報告】機能分化へ新補助金と診療報酬の方策検討/総務課・吉岡課長
厚生労働省医政局総務課の吉岡てつを課長は3月4日、全国医政関係主管課長会議で、病院・病床の機能分化を推進するための新たな補助金や診療報酬を活用した方策について検討する方針を明らかにした。
吉岡課長は、病院・病床の機能分化を推進する目的で「国の新しい補助金を設けたいと思っている」とした上で、補助金の使途について「普及啓発や研修会の開催、個々の医療機関へのサポートなどに取り組んでいただきたい。都道府県から(機能分化を推進する事業を)医療関係団体に委託して進めていただくことも想定している」と説明した。
機能分化を推進するために創設することを決めている「報告制度」については、医療機関が自主的に都道府県知事へ報告する仕組みを2014年度に開始することを想定していると説明。14年度は診療報酬改定を予定していることに触れ「診療報酬を活用した(機能分化)推進の方策についても併せて検討することにしている」と説明した。「国、都道府県、医療関係団体が一体となって、機能分化の大きな流れをぜひつくり出していきたい」とも述べ、意欲を示した。(3/5MEDIFAXより)