【機器価格】機器の内外価格差解消へ対策チーム/小宮山厚労相
小宮山洋子厚生労働相は3月16日の参院予算委員会で、医療機器の内外価格差是正に向けた対策チームをつくる方針を示した。民主党の大久保勉氏の質問に答えた。
大久保氏は、PTCAカテーテル、冠動脈ステント、ペースメーカーを例に挙げ、日本の医療機関は海外先進国と比べ数倍の値段で医療機器を購入していると指摘。内外価格差を是正することで、医療費の適正化ができるという主張を展開した。厚労省からの医療機器関連団体への天下りも問題視した。
内外価格差について、厚生労働省の大谷泰夫医政局長も答弁。3品目の保険償還価格を仮に欧米先進国並みにすると、3品目総額の価格差は「80億円程度になると推計される」と述べた。(3/19MEDIFAXより)