【有床診】有床診応援議連が発足/櫻井会長「点数を収入に直結させる」
民主党の衆参議員で構成する「有床診療所を応援する議員連盟」が4月4日、発足した。有床診療所の機能を維持・強化するための調査・研究をし、政策提言をする。設立総会では役員人事を了承。櫻井充参院議員が会長を務める。事務局長は梅村聡参院議員で、長妻昭衆院議員ら7人を副会長に起用した。櫻井会長は「付けた点数がきちんと収入につながるようにすることがこの議連の第一目標」と位置付けた。
設立総会では、全国有床診療所連絡協議会、日本医師会、厚生労働省から、有床診の現状をヒアリングした。減少を続ける施設数・病床数の実態や、2012年度の診療報酬改定での有床診の改定項目などの説明を受けた。
12年度改定では、有床診療所での緩和ケア医療の評価や、「看取り加算」などが新設された。しかし、全国有床診療所連絡協議会の鹿子生健一専務理事は「今回の改定は評価すべきところもあるが、全体として個人的には非常に不満」と厳しく指摘した。(4/5MEDIFAXより)