【日医】7ワクチンの定期接種化へ署名活動/日医など  PDF

【日医】7ワクチンの定期接種化へ署名活動/日医など

 日本医師会と予防接種推進専門協議会は1月1日から、厚生科学審議会・感染症分科会予防接種部会が第2次提言で示した7ワクチンの定期接種化を求めて署名活動を始めた。1月9日の日医の定例会見で小森貴常任理事は「通常国会で第2次提言に沿った法改正が実現されなければ、ワクチンギャップを埋める千載一遇のチャンスを失う」と危機感を示した。

 部会で提言されたのは、子宮頸がん予防、インフルエンザ菌b型(Hib)、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎の7ワクチン。子宮頸がん予防・Hib・小児用肺炎球菌ワクチンの3ワクチンは2012年度末まで公費助成を行っている。小森常任理事は3ワクチンの継続ではなく「あくまで定期接種化を主張している。3ワクチンだけでなく広く7ワクチン(定期接種化)を要望する」と主張した。12年末の総選挙で自民党が政権公約に予防接種政策の推進を記したことを挙げ、「明確に示した政党が政権を担うことになった。しっかりと国民との約束を果たしてほしい」と期待した。

 署名活動は都道府県医師会、郡市区医師会などと協力して2月末まで展開する。集めた署名は関係省庁などに提出する。2月16日には東京・本駒込の日医会館で予防接種の最新情報を学ぶ市民公開講座を開催する。(1/10MEDIFAXより)

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