【日医】選択療養「内容を厳しく精査している」／日医・横倉会長

　日本医師会の横倉義武会長は３月30日の日医臨時代議員会で、政府の規制改革会議が提案した「選択療養」の創設について「簡単にＯＫというものではないだろう。内容を厳しく精査している」と述べ、警戒感を示した。

　規制改革会議はこのほど、医師と患者が合意し書面で契約するなど一定の手続きを取れば、保険適用外の医療行為と保険診療を組み合わせて実施できるようにする「選択療養」を提案。現行の保険外併用療養費制度の「評価療養」「選定療養」に続く、３番目の枠組みとして創設するよう求めている。

　横倉会長は「選択療養は保険適用を前提としないという議論が初めはあったようだ。それならば、われわれとして全面反対だという話をして、少しずつ（内容が）変わってきているところだ。まだまだ油断していない」とし、今後の方向性に注視しているとした。木下成三代議員（徳島）の質問に答えた。（3/31MEDIFAXより）