【日医】初の決選投票、横倉氏が引き離し勝利/日医会長選  PDF

【日医】初の決選投票、横倉氏が引き離し勝利/日医会長選

 日本医師会は4月1日の代議員会で会長選挙を行い、新会長に日医副会長の横倉義武氏を選出した。横倉氏、日医会長の原中勝征氏、京都府医師会長の森洋一氏が立候補した3つどもえの会長選は、1回目の投票で決着がつかず初の決選投票にもつれ込んだ。横倉氏は地元の九州をはじめ、東京、大阪、愛知などを基盤に支持を広げ接戦を制した。横倉新会長は代議員会終了後の挨拶で「日医を強くできるようにオールジャパンの体制を組む」と述べ、1つの日医をつくると強調した。

 今回の会長選は定款改正後、初めての選挙。当選には有効投票総数の2分の1以上の得票が必要だった。1回目の投票では横倉氏が154票、原中氏が137票、森氏が65票で、有効356票、無効1票の過半数179票を獲得した候補者がいなかったため、横倉氏と原中氏による決選投票となった。結果は横倉氏が192票、原中氏が164票で、1回目より票差を広げ横倉氏が原中氏を引き離し勝利した。

●副会長に今村・中川・羽生田氏
 定数3人に対して4人が臨んだ副会長選は、日医常任理事の今村聡氏が286票でトップ当選を果たした。日医副会長の中川俊男氏が276票、日医副会長の羽生田俊氏が220票を獲得し、旧執行部内の3氏が当選した。(4/2MEDIFAXより)

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