【日医】リピーター医師の指導強化で新委員会/日医が設置  PDF

【日医】リピーター医師の指導強化で新委員会/日医が設置

 日本医師会の藤川謙二常任理事は4月16日の定例会見で、医療事故を繰り返す医師の再教育強化の一環として、対象医師の事故事例を考察して具体的な指導法などを決める「指導・改善委員会」を日医内に設置したことを報告した。指導・改善委は「会員の倫理・資質向上委員会」が2013年2月の中間答申で提言していた。

 提言で盛り込まれた枠組みによると、日本医師会医師賠償責任保険調査委員会が医療事故を繰り返す医師を選定し、日医会長に報告する。会長は対象の医師を指導・改善委に諮問し、その後、指導・改善委が都道府県医と連携しながら対象医師の医療事故事例の分析を進め、具体的な指導などの方策を決める。指導後の評価などについても指導・改善委が責任を持って取り組む。

●倫理教育の問題集を作成中
 答申には、医療倫理に関して、米国の医師国家試験模擬問題集を参考に日本の実情に沿った問題集の作成が進んでいるとの内容も盛り込んだ。(4/17MEDIFAXより)

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