【新政権】安倍首相「一体改革を継続」/第2次安倍内閣が発足
自民党の安倍晋三総裁は12月26日、衆参両院の本会議で首相に指名された。体調不良を理由に2007年に就任1年で首相を辞任してからの再登板になる。夜に開いた首相就任の記者会見では「持続可能な社会保障制度の確立も喫緊の課題」と指摘。「3党合意に基づき、社会保障・税一体改革を継続する」と表明した。新首相の公式表明によって今後の社会保障制度改革は、3党合意枠内の「3党実務者協議」と「社会保障制度改革国民会議」の議論に委ねられることになりそうだ。
●甘利氏、一体改革と経済再生を兼務
第2次安倍内閣が12月26日に発足した。麻生太郎元首相が副総理・財務・金融大臣を兼務し、厚生労働大臣は初入閣となる田村憲久氏が務める。社会保障・税一体改革担当相は甘利明元経済産業相で、経済再生・経済財政担当相も兼務する。文部科学大臣には下村博文元官房副長官、経済産業大臣には茂木敏充元金融担当相を充てた。
安倍首相は新内閣の布陣について「危機突破内閣を組織した。総裁や代表経験者、次世代を担うリーダー候補が入閣した。人物重視、実力重視の人事だ」と記者会見で自賛した。(12/28MEDIFAXより)