【患者団体】混合診療「なし崩し的解禁に反対」/患者団体  PDF

【患者団体】混合診療「なし崩し的解禁に反対」/患者団体

 74の患者団体で構成する「日本難病・疾病団体協議会」(伊藤たてお代表理事)は7月18日、「混合診療のなし崩し的な解禁に反対する」との見解を発表した。見解では、政府が6月に閣議決定した規制改革実施計画で先進医療の拡大が盛り込まれたことに触れ、保険外併用療養費制度の安易な拡大は、混合診療のなし崩し的な解禁につながるものだと強い懸念を示した。

 多くの国費を投じた研究成果でもある高度で先進的な医療が、一部の経済的余裕のある患者だけが受けられる医療となるのは、公平性を欠く施策だと指摘。自由診療を安易に認めると、十分な安全性やエビデンスが確立していない段階で治療が行われる道を公的に認めることになり、患者の生命や健康に危険をもたらしかねないと懸念を示した。

 高度な先進医療については、効果と安全性を確認した上で速やかに医療保険の適用とすることで、患者が等しく必要な治療を受けられるようにすべきとした。(7/19MEDIFAXより)

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