【専門医】日本専門医機構発足へ／日医ら３団体、定款に調印

　日本医師会、日本医学会連合、全国医学部長病院長会議の３団体は５月７日、新たに設立する一般社団法人日本専門医機構の設立時社員として定款に調印した。同機構理事長の就任が予定されている池田康夫氏（早稲田大特命教授）は調印後の記者会見で「日本専門医機構が立ち上がることは非常に喜ばしい」と述べる一方、「新たな専門医制度の運営開始に向けて解決しなければならない課題は非常に多い」と指摘。「設立時の社員としては３団体が登記されるが、登記後は他団体、特に基本領域の代表の方たちにも社員に加わっていただき議論を展開するというオールジャパンの体制をつくっていくことが大事」と強調した。

　同機構を中心に運営することになる新たな専門医制度では、医学部卒後２年間の初期臨床研修を終えた医師を対象とする研修が2017年度から始まる予定。すでに各学会の専門医資格を取得している医師が新たな専門医資格に更新する制度は、15年度開始を目指して準備を進めている。（5/8MEDIFAXより）