【審査機関】審査機関の統合「慎重な意見も」/小宮山厚労相、衆院小委に報告  PDF

【審査機関】審査機関の統合「慎重な意見も」/小宮山厚労相、衆院小委に報告

 衆院決算行政監視委員会が2011年12月に決議し報告を求めていた審査支払機関の統合に向けた検討について、小宮山洋子厚生労働相は6月13日の同委員会の行政監視に関する小委員会で「保険者をはじめとする関係者の意見を聞いて、その理解を得られるような在り方について引き続き検討していきたい」と報告した。6月21日の社会保障審議会・医療保険部会(部会長=遠藤久夫・学習院大教授)で、厚生労働省保険局保険課が小宮山厚労相の報告について説明した。

 小委は社会保険診療報酬支払基金と国保連のレセプト審査事務について「統合に向けた検討を速やかに進めるべき」との決議を採択し、6カ月以内の報告を求めていた。小宮山厚労相は社会保障審議会・医療保険部会での議論を踏まえ、統合は有効だとする意見がある一方で、国保連から審査部門を切り離すことに伴う市町村国保業務への支障や現場の混乱への恐れから慎重な検討を求める意見があったことなどを報告したという。(6/22MEDIFAXより)

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