【国民会議】国民会議委員、選外で「遺憾の意」/三師会の各会長  PDF

【国民会議】国民会議委員、選外で「遺憾の意」/三師会の各会長

 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の3会長は11月27日、社会保障制度改革国民会議の委員が内定したことを受け、各団体役員が委員として参画できなかったことに「遺憾の意」を表明した。城島光力財務相への要望後の会見で見解を示した。

●議論の内容注視/日医・横倉会長
 日医の横倉義武会長は「医療全般の代表と言えば日医であり、参画させてほしいとお願いしてきた」とした上で、「一部の政治家の中で医師会を利益団体、事業者団体と言う人がおり、見送られた」と無念さをにじませた。今後の対応については「議論の内容を注視し、そのときそのときに発言させていただきたい」と述べた。

●医師の委員には一定の評価/日歯・大久保会長
 日歯の大久保満男会長は「ステークホルダーということで除外されたことは大きな遺憾の念を持っている」と述べ、「三師会はあらゆる場で自分たちの利益だけを主張してきたつもりはない」と強調した。

 大島伸一・国立長寿医療研究センター総長や永井良三・自治医科大学長が委員となったことについては「医師の医療関係者が入ったことは一定の評価をしている」と述べた。国民会議の議論は2013年8月が期限になっていると指摘し「中身の議論を大至急して、しっかりした結論を出してほしい」と期待した。

●委員追加があれば検討を/日薬・児玉会長
 日薬の児玉孝会長は「現場は『1+1=2』とはいかない。直接患者、国民と接している人の声を入れるべきではないか」と述べた。ただ、「政局が変わっていく中で、もし機会があって、国民会議に何人かプラスということがあれば、ぜひ検討してほしい」と今後の展開に期待を寄せた。(11/28MEDIFAXより)

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