【国会】地域包括ケアの充実で日医批判/みんな・中島氏
4月1日の衆院本会議で、中島克仁氏(みんな)が地域包括ケアシステムの構築について言及する中で、日本医師会の対応を批判する場面があった。
中島氏は「地域包括ケアシステムの確立を掲げていることは評価するが、そのためには患者のフリーアクセスや医師の開業自由原則など、日本の医療市場改革が必要」と強調。さらに、「高齢者医療と介護保険の一元化や、家庭医制度導入、混合診療の全面解禁は、地域包括ケアの充実、医療費の適正化、患者ニーズの観点からも大変重要。そのいずれにも反対の姿勢を見せる日本医師会の構造的問題を放置したままで、地域包括ケアの充実などあり得ない」と断言し、安倍晋三首相の認識をただした。
●日医は地域医療支える立場/安倍首相
これに対し、安倍首相は「日本医師会は地域医療を支える団体としての立場から、規制改革についての意見をお持ちであることは認識している。さまざまな関係者としっかり議論をしながら、より実効性のある改革となるよう、今後ともしっかりと規制改革に取り組んでいく」と応じた。(4/2MEDIFAXより)