【医行為】医行為分類に「判断」「技術」以外の軸を/看護業務検討WG
厚生労働省の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」(座長=有賀徹・昭和大医学部教授)は4月23日、医行為の分類についての議論を進めた。現在、同WGは「技術的な難易度」「判断の難易度」の2つの軸で分類案を検討しているが、委員からは、2軸だけではなく「現場での必要性」「看護の専門性」など新たな軸を考える必要があるとの意見が上がった。
厚労省が、看護業務実態調査の203項目のうち56行為について医行為分類のたたき台を示した。「技術的な難易度」を5段階に、「判断の難易度」を4段階に分けた上で▽A(絶対的医行為)▽B1(行為の難易度が高い特定行為)▽B2(判断の難易度が高い特定行為)▽C(一般の医行為)▽D(さらに検討)▽E(医行為には該当しない)―に分類した。(4/24MEDIFAXより)