【医療計画】稼働病床数や補正数の状況把握で調査へ/梶尾指導課長
厚生労働省医政局指導課の梶尾雅宏課長は3月4日の全国医政関係主管課長会議で、新たな医療計画における稼働病床数や補正の数などの状況把握を目的とした調査を実施する考えを明らかにした。
梶尾課長は「新たな医療計画における基準病床数と既存病床数の調査を行っており、今後は、稼働病床数や補正数等の状況を把握するための調査を行うことを考えている」と述べ、各都道府県に協力を求めた。
●特定病床の特例増床「不適当な場合は厳格指導を」
また、がんや循環器疾患の専門病床、救急医療や治験のためなど、厚生労働大臣が認めた場合に病床過剰地域でもさらに、必要な一定の病床について増床することができる「特定病床の特例」について、適正化への協力を求めた。梶尾課長は、増床分が十分機能するよう運用されているかなどについて定期的に確認する必要性を指摘した上で、「不適当な場合は厳格に指導するようお願いする」と強調した。さらに現在、この特例に関する病床数の算定式を検討していることを明らかにし、全国知事会と協議中と説明した。(3/5MEDIFAXより)