【医療計画】医療計画、精神疾患の体制構築指針は3月下旬/障害保健福祉主管課長会議  PDF

【医療計画】医療計画、精神疾患の体制構築指針は3月下旬/障害保健福祉主管課長会議

 厚労省は2月20日、障害保健福祉関係主管課長会議を開いた。その中で、社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課は医療計画に精神疾患が追加され5疾病5事業となることをあらためて説明した上で、「精神疾患の医療体制構築に係る指針」について3月20日をめどに通知を発出する予定とした。一方、認知症の医療計画については厚労省内の「認知症施策検討プロジェクトチーム」での検討を踏まえた上で通知を示したい考えで、指針に関する通知より発出が遅れる見通しだ。

 次期医療計画では、精神疾患が加わり「5疾病5事業」となる。精神疾患に関する医療計画の中でもうつ病と認知症についてはターゲットをしぼって計画を作成する方向だが、精神・障害保健課は「うつ病の医療計画で、『鑑別診断ができる』『重症度を評価できる』などどのような医療機関を選べばいいのか分かりにくい」とした上で、「うつ病学会と客観的に医療機関を選べる目安を相談している」と述べた。また、認知症に関しては省内プロジェクトチームの検討を踏まえて医療計画を作成したいとした上で、「認知症疾患医療センターの整備、認知症の退院支援・地域連携クリティカルパスの導入といった内容を入れていきたい」とした。(2/22MEDIFAXより)

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