【医療法】医療法施行規則改正案は4月施行/医政関係課長会議
厚生労働省は2月29日、全国医政関係主管課長会議を開いた。医政局総務課は医政局の2012年度予算案の概要や医療提供体制の改革について説明。医療計画への精神疾患の追加や、療養病床に関する看護師などの人員配置の経過措置延長などを盛り込んだ「医療法施行規則等の一部を改正する省令案」については、3月10日までパブコメ募集を経て省令を3月下旬に公布。4月1日から施行する予定だ。
医師の確保や地域偏在の解消に向け司令塔の役割を期待される「地域医療支援センター」については、11年度は15道府県で事業が実施されている。指導課は「15道府県で140人の医師を県内医療機関に斡旋するなど、地域の医師確保に効果を挙げている」と述べた上で、「最終的には全国展開を目指している。先行実施県の責任は重大。実績が上がるよう取り組みをお願いしたい」とした。今後は、全ての地域医療支援センターで効率的・効果的な運営を進めるため、活動内容や成果などを公表していく。
災害医療体制の構築に向け、災害拠点病院以外の医療機関へ広域災害救急医療情報システム(EMIS)の加入を促進したいとした。(3/1MEDIFAXより)