【医療保険】大病院外来受診の定額負担など議論開始へ/医療保険部会  PDF

【医療保険】大病院外来受診の定額負担など議論開始へ/医療保険部会

 厚生労働省は、プログラム法に盛り込んだ医療保険制度改革の内容について2015年の通常国会への法案提出に向けた検討スケジュールをまとめ、4月21日の社会保障審議会・医療保険部会に提案し、おおむね了承された。7月までに、大病院の外来での定額自己負担の在り方や入院時食事療養・生活療養費についても議論を始める。プログラム法の基盤となっている社会保障制度改革国民会議の報告書では、紹介状のない大病院の外来受診について、一定の定額自己負担を求める仕組みの検討を求めているほか、入院時の食事の自己負担の在り方について、在宅医療との公平性の観点から見直しを検討するよう指摘していた。

 高齢者医療の費用負担の在り方をはじめ、協会けんぽ、組合健保、市町村国保の財政状況を踏まえた議論なども開始する。医療保険部会では、検討内容を14年年末までに取りまとめる方向で月1−2回のペースで議論を加速させていく計画だ。(4/22MEDIFAXより)

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