【再生医療】再生医療、医療機関に定期報告義務付け/厚労省
厚生労働省の厚生科学審議会科学技術部会「再生医療の安全性確保と推進に関する専門委員会」は2月19日開かれ、再生医療の自由診療と臨床研究に一定の規制を設ける法案の内容について議論した。厚労省は、治療の実施状況を医療機関に定期的に報告させる仕組みなどを提案した。
法案はリスクに応じて規制。実施医療機関は、実施計画を第三者性が担保された有識者からなる「地域倫理審査委員会」に届け出て了承を得た上で、厚労省に届け出る。iPS細胞やES細胞を扱う場合はさらに規制を強化し、厚労相の承認を必要とする。
厚労省は今回、初回の届け出以降も定期的に実施医療機関からの報告を求め、実施件数や安全に治療が実施されているかなどの情報を公表する仕組みを提案した。(2/20MEDIFAXより)