【保団連】療養病床の看護配置で届け出義務撤回を/保団連が要望
全国保険医団体連合会は6月7日、小宮山洋子厚生労働相と大谷泰夫医政局長に対して「介護療養病床の廃止撤回」「療養病床の看護師配置基準に関して経過措置適用の届け出を義務化することの撤回」「病床過剰地域の有床診療所に療養病床の新規開設を認めること」の3点に関する要望書を提出した。
療養病床の看護師4対1、看護補助者4対1の配置基準については、2012年3月末まで経過措置で6対1の配置も認められていた。11年12月の社会保障審議会・医療部会では、この経過措置をさらに6年間延長し、18年3月末まで適用することとしたが、ただ、経過措置を適用されるには2012年6月末までに都道府県知事に届け出る必要がある。
保団連は「7月1日以降に看護師4対1、看護補助者4対1を満たせない場合の取り扱いが示されていない。届け出漏れが起きる危険性が高い」と指摘し、要望書で▽経過措置の届け出を不要にすること▽届け出を義務付ける場合、個々の医療機関への説明や7月1日以降の取り扱いを明示すること―などを求めた。(6/8MEDIFAXより)