【保団連】マイナンバー法案、廃案を要望/保団連
全国保険医団体連合会(保団連)は8月2日、いわゆる「マイナンバー法案」の廃案を求める要請書を野田佳彦首相と衆参両院の内閣委員会委員に提出した。
保団連は、社会保障・税の共通番号となるマイナンバーの導入で使用が見込まれる番号カードについて、被保険者証の代わりに利用した場合、レセプトコンピューターや電子カルテなどで管理する患者の医療情報の漏洩リスクが高まると指摘。医療情報は個別法で対応することになっても、機微性の高い個人情報であり、漏洩の危険にさらすことは「納得できない」と主張した。また、マイナンバーは社会保障給付の抑制にもつながると批判した。
保団連は「患者、国民の医療情報を漏洩の危険から守り、国民皆保険制度を守るためにも、マイナンバー法案および関連法案の廃案を強く求める」としている。(8/7MEDIFAXより)