【介護保険】15年度介護報酬改定へ議論開始／社保審・介護給付費分科会

　社会保障審議会・介護給付費分科会の100回目の会合が４月28日開かれ、2015年度介護報酬改定に向けた本格的な議論を開始した。14年年末に予定する基本的な考え方の取りまとめに向けて議論を進める。キックオフとなった会合では、各委員が次期改定に向けた問題意識を自由に発言した。

　厚生労働省が提示したスケジュールによると、14年夏ごろまでに、これまでの介護報酬改定の審議で指摘があった項目や、社保審・介護保険部会が13年末に取りまとめた意見書に盛り込まれた項目を中心に議論する。分科会の開催頻度は月２回。▽定期巡回・随時対応サービスや複合型サービス▽認知症対応▽在宅・施設サービスでの医療提供の在り方▽集合住宅でのサービス提供を含んだ高齢者の住まい▽リハビリテーション、予防サービス▽ケアマネジメント▽区分支給限度基準額▽補足給付の基準費用額▽処遇改善▽地域区分―などを取り上げる。事業者団体からのヒアリングは14年夏をめどに実施する。（4/30MEDIFAXより）