【介護】介護基盤整備の助成金メニュー拡大/厚労省
厚生労働省は2月23日、全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議に、2012年度に実施予定の介護事業所整備の助成金額として「助成単価案」を示した。12年度末まで1年間の継続が決まった介護基盤緊急整備等臨時特例基金(基盤整備基金)での支援を継続するほか、事業所の建築費などを助成する「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金(ハード交付金)」とサービス事業所開設経費などを助成する「地域介護・福祉空間推進交付金(ソフト交付金)」の範囲などを拡大。12年度から創設する24時間型と複合型の新サービス推進支援、介護療養型医療施設(介護療養病床)の転換支援のほか、被災3県の介護施設整備、訪問看護ステーション(訪看ST)大規模化、特養整備も支援する。
介護療養病床の転換支援では、1床当たりの交付単価を改善。転換する際に新たな建築が必要な場合は「創設」として170万円(1床当たり)、現在使用している施設を建て替える場合は「改築」として210万円(同)、現在の施設を改修する場合は85万円(同)とする。これとは別に、転換に必要な設備整備費用として新たに1床当たり一律15万円を助成する。
24時間型と複合型の新サービスについては基盤整備基金の対象とし、1施設当たりの助成を24時間型事業所500万円、複合型2000万円とする。また、ソフト交付金で新サービス実施のために必要な▽雇用経費▽通報システムの整備▽テレビ電話等を含むケアコール端末購入費▽ICTの活用などに必要な費用─などとして1施設当たり24時間型で2000万円、複合型サービスは300万円助成する。(2/24MEDIFAXより)