【予防接種】HPVワクチン、原則個別接種を要請/政府答弁書
政府は7月27日、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を予防接種法で定期予防接種に位置付けた場合、原則として個別接種を実施するよう市町村に要請していくとする答弁書を閣議決定した。上野通子参院議員(自民)の質問に答えた。
上野氏は定期予防接種について、実施する市町村に対して集団接種ではなく個別接種を原則としている理由を問い、その上で子宮頸がん予防ワクチンについても個別接種を原則としつつ学校施設での集団接種を認めるのか、政府の見解をただした。
答弁書は個別接種を原則とする理由について「被接種者の個人的な体質などをよく理解したかかりつけ医が、被接種者の当日の体調などを的確に把握した上で予防接種を行うことが望ましいため」と説明。子宮頸がん予防ワクチンについても、予防接種法で定期接種に位置付けた場合、原則として個別接種を市町村に要請していくとした。