【予防接種】予防接種制度の見直しでたたき台案/厚科審・予防接種部会  PDF

【予防接種】予防接種制度の見直しでたたき台案/厚科審・予防接種部会

 厚生労働省の厚生科学審議会・感染症分科会予防接種部会(部会長=加藤達夫・国立成育医療研究センター総長)は3月29日、予防接種制度の見直しに関する第2次提言の取りまとめに向けて、厚労省が提示したたたき台案を議論した。厚労省は意見や指摘を踏まえて修正案を作成し、次回の部会に提示する考えだ。

 厚労省がたたき台案で示した事項は▽予防接種の総合的な推進を図るための計画(仮称)▽対象となる疾病・ワクチンの追加▽予防接種法上の疾病区分▽ワクチン価格などの接種費用▽予防接種に関する評価・検討組織―など。

 定期接種化が検討されている7ワクチンを仮に定期接種化した場合の疾病区分についても議論した。

 現在の疾病区分の要件は、1類疾病が「?集団予防効果の高い疾病?致命率が高く社会的損失の重大な疾病」、2類疾病が「個人の発病・重症化の防止」となっている。

 厚労省は前回の部会で7疾病のうち、Hib、肺炎球菌(小児)、水痘、おたふくかぜの4疾病を1類とし、HPV感染症、B型肝炎、肺炎球菌(成人)の3疾病を2類とする案を提示していた。(3/30MEDIFAXより)

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