【中医協】HCUとICU、重症度・必要度見直しに慎重論/中医協総会  PDF

【中医協】HCUとICU、重症度・必要度見直しに慎重論/中医協総会

 中医協総会は12月11日、ハイケアユニット(HCU)入院医療管理料と特定集中治療室(ICU)管理料の重症度・看護必要度の見直しについて議論した。診療側委員からは慎重な対応を求める意見が上がり、森田会長は「今後、さらに議論を詰めていく」とした。

 重症度や看護必要度の評価票は「モニタリングおよび処置等」(A項目)と「患者の状況等」(B項目)で構成されており、HCU入院医療管理料の基準は「A項目が3点以上、またはB項目が7点以上の基準に該当する患者割合が8割以上」、ICU管理料の基準は「A項目が3点以上、またはB項目が3点以上の患者が9割以上」となっている。厚生労働省は、A項目かB項目のいずれかの基準を満たせばよい「A項目またはB項目」の現行ルールから、7対1入院基本料で導入されている看護必要度の要件のように「A項目かつB項目」への変更などを提案した。

 厚労省は、「A項目かつB項目」に変更した場合、算定できる医療機関は減少するとの試算も示し、一定の経過措置や患者割合の緩和を提案した。(12/12MEDIFAXより)

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