【中医協】７対１の要件に「ＤＰＣデータ提出」も／中医協総会

　中医協総会は11月27日、病床機能分化促進に向け、７対１入院基本料算定病棟について「ＤＰＣデータの提出」を新たな要件とすることなどを含めた厚生労働省の提案について議論した。

　厚労省は一定の経過措置を設けた上で、ＤＰＣ対象ではない病院については2016年度以降のＤＰＣ制度への参加を検討しつつ、ＤＰＣデータの提出を７対１の要件とし、提出データを基に診療実績の要件化を引き続き検討してはどうかと提案。支払い側の白川修二委員（健保連専務理事）や矢内邦夫委員（全国健康保険協会東京支部長）はデータ提出の要件化に賛成。診療側委員も強い反対意見は示さなかった。

　このほか厚労省は、データ提出加算を全ての一般病床、療養病床、精神病床に広げることなども提案した。（11/28MEDIFAXより）