【中医協】長期品薬価の議論開始、後発品との価格差要因が焦点/中医協
中医協の薬価専門部会(部会長=西村万里子明治学院大教授)は6月6日開かれ、長期収載品の薬価の在り方について議論を始めた。長期収載品と後発医薬品で薬価差が生じる価格差要因などについて検証し、妥当かどうかを議論する。12年秋から冬に中間まとめを行い、見直しが必要な場合は2014年度薬価制度改革に反映させる。
長期収載品の薬価については、12年度診療報酬改定をめぐる11年末の大臣折衝の過程で、財務省が後発品薬価を目指して大幅に引き下げるよう要求。反対する厚労省との間で意見がまとまらず、「薬価の在り方について検討を進める」ことで合意にこぎ着けた経緯がある。中医協のこれまでの議論でも診療・支払い両側から、長期収載品の薬価を後発品並みに引き下げることが可能かどうか、議論を求める意見が出ていた。(6/8MEDIFAXより)