【中医協】長期品の新ルールを了承/中医協総会
中医協総会は12月19日、長期収載品引き下げの新ルールなどを盛り込んだ長期品の薬価に関する中間取りまとめ案を了承した。中間取りまとめ案は12月5日の薬価専門部会(部会長=西村万里子・明治学院大教授)で取りまとめられ、西村部会長が総会に報告した。委員から意見は出なかった。
中間取りまとめ案のうち、後発品への置き換えが進んでいるかどうかを判断する指標(後発品置き換え率)について分母から後発品に置き換えることのできない医薬品を除くことや、2013年度以降の後発品の新たな数量目標で例示としてフランス(IMSデータで約60%)などの後発品置き換え率が参考になるとの意見があったことは、中医協として社会保障審議会医療保険部会に報告する。
また、安達秀樹委員が5月の総会で、日本の薬価が欧州と比べ高いという全国保険医団体連合会のデータを引き合いに薬価の国際比較データを出すよう求めていたのに対し、厚生労働省は年明けの薬価部会でこのデータを提出する予定だ。(12/20MEDIFAXより)