【中医協】金曜入院・月曜退院の適正化策は継続の方向/中医協・入院分科会  PDF

【中医協】金曜入院・月曜退院の適正化策は継続の方向/中医協・入院分科会

 2012年度診療報酬改定で導入された「金曜日入院、月曜日退院の多い医療機関に対する土日入院基本料の減算」と「正午までの退院の多い医療機関に対する退院日の入院基本料の減算」について厚生労働省は9月30日、中医協「入院医療等の調査・評価分科会」(分科会長=武藤正樹・国際医療福祉大大学院教授)に、次期診療報酬改定後も継続していくかどうかを論点として提案した。

 全日本病院協会副会長の神野正博委員(社会医療法人財団董仙会理事長)は「悪しき医療機関はなかったということなので、やめてもよいのではないか」と述べた。健保連理事の智英太郎委員は「有意な差がないということであれば、要件の厳格化も必要ではないか」と指摘した。

 こうした意見に対し厚労省は「届け出自体がゼロというわけではないので、こういう規定は一定程度は必要と考えている」と回答した。(10/1MEDIFAXより)

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