【中医協】維持期リハの経過措置延長へ/中医協で厚労省提案、支払い側苦言  PDF

【中医協】維持期リハの経過措置延長へ/中医協で厚労省提案、支払い側苦言

 厚生労働省は12月4日の中医協総会に、2014年3月31日までの経過措置となっていた要介護被保険者等に対する医療保険での維持期リハビリテーションについて、医療保険でリハビリを受ける患者が増加しておりニーズがあるとの判断から、14年4月以降も延長することを提案した。

 診療側の鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)や万代恭嗣委員(日本病院会常任理事)は、医療現場の混乱を回避する上で、維持期リハビリの経過措置を延長すべきと主張。一方、支払い側の白川修二委員(健保連専務理事)は、維持期リハビリの介護保険への移行は難しく延長せざるを得ないとの現状は理解するとしたが、「介護療養病床の廃止を凍結したことなどを含め、医療と介護の連携がいつも問題になっている。今後、介護保険対象者が増える中で、厚労省は医療と介護の連携について根本的に見直しをしないと、現状追認やむなしということを繰り返すことになる。真摯に検討してもらいたい」と苦言を呈した。(12/5MEDIFAXより)

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