【中医協】消費税8%対応の財源規模5000億円、改定 率で約1.2%
厚生労働省は8月2日、中医協「医療機関等における消費税負担に関する分科会」に、消費税率8%時点の診療報酬による補填に必要な財源規模を示した。機械的に試算すると、財源は約5000億円、改定率で約1.2%になるとした。
厚労省は「あくまでも1997年の計算式を使った機械的試算で、固定した数字ではない」としている。97年に消費税が5%となった際の計算式に2011年の医療経済実態調査の数字を当てはめて算出した。約1.2%のうち診療報酬本体分は約0.5%としている。
会合で今村聡委員(日本医師会副会長)は「消費税率8%引き上げ時の改定における消費税対応の計算方法について」と題する資料を提出。厚労省の計算方法に対して疑問を示した。(8/5MEDIFAXより)