【中医協】廃用症候群患者の3割強が7対1、4割が10対1に/中医協速報
中医協総会が11月29日開かれ、診療報酬改定の結果検証調査(2012年度分)のうち「維持期リハビリテーションおよび廃用症候群に対する脳血管疾患等リハビリテーションなど疾患別リハビリテーションに関する実施状況調査」の速報結果について報告を受けた。
患者が要介護被保険者の場合の維持期リハビリについて「予定がある」としたのは、調査客体である入院患者537人の12.1%で、「未定」が66.3%に上った。外来では調査客体545人のうち、予定ありが10.5%、未定が40.4%で、入院・外来ともに未定が多かった。維持期リハビリをめぐっては、要介護被保険者などに対する維持期の脳血管疾患等リハビリ、運動器リハビリについては原則、14年3月31日までとされている。
脳血管疾患等リハビリを受けている患者のうち廃用症候群の入院患者(調査客体540人)については、算定している入院基本料を見ると、7対1が34.8%、10対1が40.2%、13対1が7.4%、15対1が14.8%だった。
廃用症候群の理由別患者割合では、手術以外の治療(手術以外の治療による安静)が76.1%で最も高かった。(12/2MEDIFAXより)