【中医協】基本小委委員、鈴木・中川・万代氏を了承/中医協総会
中医協は4月9日の総会で、2016年度診療報酬改定に向けた小委員会と部会の委員・専門委員を了承した。診療報酬基本問題小委員会では、診療側、支払側それぞれ7人だった委員数を5人に絞り込み、専門委員も2人から1人に減らすことを確認。公益委員は6人を維持し、基本問題小委の委員総数はこれまでの22人から17人体制となる。
診療側は、医科委員の日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏、日本医師会副会長の中川俊男氏、日本病院会常任理事の万代恭嗣氏の3人に、日本歯科医師会常務理事の堀憲郎氏、日本薬剤師会副会長の三浦洋嗣氏を加えた5人。日本医師会社会保険診療報酬検討委員会委員長の安達秀樹氏、日本精神科病院協会副会長の長瀬輝諠氏は外れた。
支払側は、健保連専務理事の白川修二氏、全国健康保険協会東京支部長の矢内邦夫氏、連合・総合政策局長の花井圭子氏、経団連・社会保障委員会医療改革部会長代理の石山惠司氏に、新任の愛知県半田市長の榊原純夫氏を入れた5人となる。専門委員は、日本臨床衛生検査技師会長の宮島喜文氏が外れ、日本看護協会常任理事の福井トシ子氏1人が務める。
公益委員は、国立社会保障・人口問題研究所所長の森田朗氏、慶應義塾大学総合政策学部教授の印南一路氏、明治学院大学法学部教授の西村万里子氏、早稲田大学政治経済学術院教授の野口晴子氏のほか、新たに東京大学大学院法学政治学研究科教授の田辺国昭氏、明治安田生活福祉研究所主席研究員の松原由美氏が加わった。
基本問題小委員会以外の委員も、公益委員を中心に一部変更する。松原氏が調査実施小委員会、診療報酬改定結果検証部会、保険医療材料専門部会に、田辺氏が診療報酬改定結果検証部会、薬価専門部会、費用対効果評価専門部会に新たに加わる。野口氏は薬価専門部会、西村氏は保険医療材料専門部会の委員をそれぞれ務める。一方、支払側委員では、榊原氏が保険医療材料専門部会、費用対効果評価専門部会に新たに入った。(4/10MEDIFAXより)