【中医協】初再診の減額対象拡大、おおむね了承/中医協総会  PDF

【中医協】初再診の減額対象拡大、おおむね了承/中医協総会

 中医協総会は11月29日、外来の機能分化推進について議論した。許可病床数が500床以上の全ての病院(精神科単科病院や療養病床のみの病院を除く)のうち、「紹介率40%未満で逆紹介率30%未満」の場合、紹介状のない患者の初診料を270点から200点に減額し、他の医療機関へ紹介したのに再び同じ病院を受診した場合の再診(外来診療料)を70点から52点に減額する措置はおおむね了承した。

 厚生労働省が提案した論点では、特定機能病院と500床以上の地域医療支援病院にはより高いハードルを課し「紹介率50%未満で逆紹介率50%未満」を対象にする。これにより外来の機能分化をさらに推進する構え。

 薬剤の「7種規制ルール」の議論に長時間を費やした29日の総会では、大病院の紹介率・逆紹介率についてはあまり論じられず、反対意見は上がらなかった。ただ、診療側の長瀬輝諠委員(日本精神科病院協会副会長)が、除外する病院について「精神科単科とあるが、単科でも(一部の病床で)内科を持つ病院がある。除外するのは精神科単科ではなく、精神科病床を(持つ病院)としてほしい」と求めた。(12/2MEDIFAXより)

ページの先頭へ