【中医協】先進医療費の年間総額100億円/中医協総会  PDF

【中医協】先進医療費の年間総額100億円/中医協総会

 厚生労働省は6月26日の中医協総会(会長=森田朗・学習院大教授)に、2011年7月1日−12年6月30日の1年間に実施された先進医療の実績を報告した。先進医療A・Bの費用の総額(自己負担)は約100億円で、保険外併用療養費の総額は約45.9億円だった。12年6月30日現在で先進医療AとB合わせて102種類の技術が実施されており、実施医療機関数は554施設、患者数は1万4483人だった。

 内訳では、先進医療Aの費用は約97.7億円、保険外併用療養費は約36.8億円。12年6月30日現在の技術数は63種類、実施医療機関数は435施設、患者数は1万3743人。

 先進医療Bの費用は約2.3億円で、保険外併用療養費は約9.1億円。技術数は39種類、実施医療機関数は119施設、患者数は740人。

 総会ではまた、5種類の臨床検査の保険適用を承認した。髄液中の肺炎球菌莢膜抗原を検出する「肺炎球菌莢膜抗原定性(髄液)」などE3(新項目)が4件を占める。残り1件は「E2」(新方法)。5件とも保険収載は7月の予定。

 13年度調査として「歯科医師等による周術期等の口腔機能の管理に係る評価についての影響調査」の調査票案も承認した。(6/27MEDIFAXより)

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