【中医協】中医協小委、コスト調査の是非で平行線/次回、各側が見解提示
基本診療料のコスト調査をめぐって診療側と支払い側で見解が異なる状況が続いている。6月6日の中医協・診療報酬基本問題小委員会でも、実施を求める診療側委員と「目的が分からない」と拒む支払い側委員が対立。次回の小委までに、各側が基本診療料に関して何をどのような目的で検討する必要があるのか、基本的な考え方を示すことになった。
コスト調査をめぐっては、診療側が「根拠に基づ改定」を主張し、調査の実施を求めてきた。しかし、中医協コスト調査分科会は2011年5月、中医協総会に対し「入院基本料が想定するサービスの内容が不明確で、その中に含まれるコストを適切かつ有効に調査することは極めて難しい」と報告した経緯がある。(6/7MEDIFAXより)